汚染水「安全処分」チラシ回収を求める

関係省庁から聞き取り、抗議回収を求める

東京電力福島第一原発事故をめぐって、ALPS処理水の海洋放出について、復興庁と資源エネルギー庁が作成したチラシを放射線副読本と配布するように学校に事務連絡とチラシが送られている問題。事実経過の確認と抗議を行いました。海洋放出をめぐっては、政府が福島県の漁業者と「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束し、漁業者は反対し続けているにも関わらず、昨年4月に方針決定を強行。福島県だけでなく反対の声があがり、決定後も地方議会をはじめ反対、慎重な対応を求める意見書が採択されるなどしてきました。それにも関わらず、子どもたちに政府の意見を一方的に押し付けるようなやり方に、岩手県や福島県で怒りの声が広がり、県や市町村に国への抗議を求めたり、配布しないよう求める申し入れなどが広がっています。担当者は「心配の声があることは副読本に書いてある」と言うのですが、だったらチラシを同梱する必要はないのではないか。政府のやり方は自ら行った約束を反故にするものです。

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