街頭演説参考例  コロナ、「やさしく強い経済」、改憲反対、政党助成金の廃止       二〇二二年二月 東北ブロック事務所・作成  みなさん、こんにちは。日本共産党です。本日は、この場所をお借りしまして、日本共産党の政策を訴えさせていただきます。しばらくの間、ご協力をお願いします。  みなさん。オミクロン株による感染拡大がかつてないスピードと規模で広がる中、いかにコロナ収束を図るかが大きな焦点です。岸田内閣は、すべて成り行き任せの対応に終始しています。第六波への対策を怠った岸田内閣の責任はきわめて重大です。  日本共産党は、政治の責任として、四つのことを求めます。一つ目は、大幅に遅れている3回目のワクチン接種を迅速に行うこと。二つ目は、国の責任で「検査キット」の資材調達を急ぎ、「いつでも、誰でも、無料で」PCR検査を受けられる体制をつくること。三つ目は、公立・公的病院の統廃合計画を中止して、地域の医療体制の強化、保健所体制の強化をしっかり行うこと。四つ目に、様々な業種で業績不振が長期化する中で、事業者支援やコロナで苦しむ国民の暮らしを応援することです。日本共産党は、みなさんと力を合わせてがんばります。  みなさん。庶民の暮らしが冷え込む中で、日本の経済をどうするのかが問われています。岸田総理は、「新しい資本主義」といいますが、やっていることは、労働法制の規制緩和や消費税の増税など、弱肉強食の政治(新自由主義)そのものです。こうした政治が、日本社会を「自己責任」押し付けの「冷たい社会」に変えました。賃金が上がらず経済成長できない、食料自給率が4割を下回るなど「脆く(もろく)弱い経済」になりました。ここを大転換して、雇用、社会保障、農林漁業、税制、環境、ジェンダーなど、あらゆる分野で弱肉強食の政治(新自由主義)を終わらせて、「やさしく強い経済」をつくりましょう。  みなさん。岸田総理は、施政方針演説で、「敵基地攻撃能力」の検討を言い始めました。敵基地攻撃能力とは、相手国の領域まで踏み込んで、相手のミサイル基地を一つ残らず攻撃するものです。まさに全面戦争につながる極めて危険な道です。岸田内閣は、この計画と一体に、憲法9条の改憲に本格的に乗り出そうとしています。いま日本政府が行うべきは、アセアンが中心となっている「東アジアサミット」を活用し、東アジアを「平和と協力の地域」にするための外交努力です。  日本共産党は、9条改憲をストップするために、全力を挙げて頑張ります。いま取り組んでいる憲法9条を守る署名活動に、ご協力をお願いします。  「中国が心配だ」との声も聞かれます。中国の東シナ海や南シナ海での横暴勝手なふるまい、香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害は許せません。日本共産党は、中国政府が国際法を守り、国内での人権抑圧をやめるよう、キッパリ批判しています。  みなさん。政治とカネの問題も重要です。日本共産党は、2月4日、「政党助成法廃止法案」を参議院に提出しました。「政党助成金」は憲法違反の制度として、日本共産党は一貫して受け取りを拒否してきました。制度の創設以来、8460億円もの税金が、各政党につぎ込まれてきました。「身を切る改革」というのであれば、まず「政党助成金」こそ、真っ先に廃止すべきです。  みなさん。今年7月には、参議院選挙が行われます。日本共産党は、定数一の選挙区では、市民と野党の共闘で勝利をめざします。同時に、比例代表では、北海道、東北、北関東を活動地域とする、いわぶち友・参院議員の再選と比例5議席の絶対確保へ全力を尽くします。  最後に、日本共産党へのご支援を重ねてお願いするとともに、日本共産党が発行している「しんぶん赤旗」のご購読をお願いしまして、この場所での訴えを終わります。  ご協力、ありがとうございました。