トンガ噴火津波被害調査で塩竃市へ

「今年はわかめの生育が去年より良くて喜んでいたのに…」塩釜市の浜で塩蔵わかめをつくる作業をされている方がつぶやきました。25日、トンガ沖噴火に伴う津波で養殖ワカメが被害にあった塩釜市へ。佐藤光樹市長、宮城県漁業協同組合塩釜市第一支所、塩竃市漁業協同組合から、紙智子参院議員、天下みゆき県議、塩釜市議団のみなさんと被害の実態をうかがいました。塩釜市のわかめは、日本一早い「早採りワカメ」として有名で、12月から2月が収穫の最盛期です。その最盛期に今回の津波被害となり、生育がよかったことと、漁場が密集していることが重なって、ロープにワカメがからまって重くなり被害がさらに大きくなりました。被害額は分かっているだけでも1億3000万円を超えます。早く引き上げる必要がありますが、そのための台船が近くにはなく、現状では2月になるとのこと。このままの状態で同じような被害があれば、場合によっては流れ出して航路などにも影響が出かねないということで、台船の手配、手配できても多額のお金がかかるということで、その支援が必要とのお話でした。今年の作業にも間に合わせなければなりません。共済に入っていない方もいるし、入っていても100%保障されません。若い後継者もいるので続けていけるように、70代の方が多いけれどこれをきっかけに養殖をやめるといったことがないような対策が必要です。岩手や三重、高知や徳島、宮崎や鹿児島など、被害の大きさの違いはあっても、全国に及んでいるので、トンガ沖噴火による津波被害ということで一つの被害としてみることはできないかと話になりました。市議団と県議団も県に要請もするということで、引き続き連携して対応していきたいと思います。みなと塩釜魚市場で、コロナや燃油高騰の影響についてうかがいました。

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