経済産業委員会で審議がストップしていた高圧ガス保安法案の質疑。
冒頭、萩生田大臣から、私への答弁への誤りなどの訂正と謝罪がありました。
審議会資料では、過去10年間で44件の重大事故があり、そのうち認定事業所が6件、非認定事業所が38件として、認定事業所の方が事故発生頻度が少ないとしているし、大臣のそう答弁しています。
けれど44件の事故を見てみると、料理教室での事故なども含まれていて、それは重要なことですが、認定事業所は石油精製などを行う巨大企業です。
比較することが適当なのか、事故を少なく見せようとしているのではないかという懸念が払拭できません。
前回の質疑で誤りが見つかった法令違反についても、経産省は「軽微」だからということを理由に、法令違反件数から抜いている事業所があります。
軽微という根拠については、経産省が決めたからというだけで客観的な根拠を示すことができませんでした。
疑念が払拭できないので、資料の精査を含め行うべきと、質疑の終局、採決に反対しましたが、委員会では私以外は賛成ということになりました。
法案質疑の残りの時間で、東京電力社長に質問。
先日、避難者訴訟の原告のみなさんに、社長名で初めての謝罪がありました。
けれど、なぜ直接謝罪しなかったのか。
広く迷惑をかけた方に謝罪をする役割があるというようなことを答弁したのですが、被害者にこそ謝罪をするべきです。
今日で今国会の質問は最後。
6年前、初めての質問は東京電力福島第一原発事故のことでした。
そして今日の最後の質問も。
いよいよ明日は閉会です。