





只見線全線運転再開記念式典に参加してきました。
2011年7月豪雨で被災した只見線。
3つの橋が流出し、会津川口と只見間が不通となっていました。
父の実家が不通区間でもある金山町にあり、只見線には何度か乗ったことがあります。
7月豪雨の被害をうけて、お盆に帰省した際にはボランティアにも参加して、その被害の大きさは私も実感しています。
住民の足であり、絶景路線の復旧を望む住民の方々の粘り強い努力が復旧の力になりました。
鉄道会社の経営が黒字でも大規模災害で被災した路線が赤字であれば国の財政支援を受けられるように鉄道軌道整備法が改正され、適用された最初の事例となりました。
また、上下分離方式といって、JR東日本が車両の運行を担い、線路や駅などの鉄道施設は県が保有する方式です。
年間約3億円の維持費は県と会津17市町村が負担します。
自治体にとって負担は大きい。
課題も残されているということです。
当日は、只見駅でイベントも行われ、只見線大好きという方が集いました。
会場に行く道すがらどこでもカメラを構えた「撮り鉄」の姿。
天気もよく、稲穂の黄金色と深い川の緑と青い空、そのどれもが美しい。
式典には、只見町の山岸国夫町議も出席していて久しぶりの再会。
只見線を応援してきた作家の椎名誠さん、俳優の六角精児さんに感謝状が手渡される場面もありました。
JR東日本が赤字路線を公表したことで、鉄路がなくなるのではないかという声がどこでも寄せられます。
只見線もその一つです。
ローカル線の存続は持続可能な地域社会にとって欠かせません。維持のために国が責任を果たすべきです。