予算委員会で岸田総理に原発の問題について質問しました

予算委員会で岸田総理に原発の問題について質問しました。

エネルギー基本計画で「可能な限り原発依存度を低減する」とし、「新増設は想定していない」と言ってきた政府が、この8月、再稼働の加速、運転期間の延長、新増設の検討を指示。

これまでの方針を転換しようとしています。

政府は全国の原発を再稼働させようとしていますが、原発事故では半径30㎞どころか、50㎞の飯舘村も避難地域となり、200㎞を超える東京にまで放射性物質が飛んできました。

全国に被害が広がる可能性があります。

総理に「福島第一原発と同じような事故が起きないと言えるか」と質すと、「100%の安全はない。絶対的な安全という考え安全神話につながりかねない」と答弁。

安全だといって国策で原発を推進し事故を起こしたのに、絶対に安全とはいえないとしながらまた原発を推進する。

あまりにもひどい。

福島では今も避難を強いられている方々がいるのに、総理はその現実には触れません。

新増設で最も実用化に近いと言われる革新軽水炉は、溶け落ちた核燃料を受け止める設備をつけるなどと言いますが、これはすでにヨーロッパでは標準装備です。

どこが革新なのか。

最後に北海道新聞に掲載されていた中学生の投書の一部を紹介しました。

「事故がなくても廃炉になる全国の原発の解体で出る廃棄物をどうするのでしょう。原発政策の大転換はただ問題を先送りにするだけです。そのツケを払うのは僕たちですか?」というもの。

これに対して、総理はまともに答弁しませんでした。

結局はツケを押し付けることになります。

2期目初めてとなる質問は14分。

議席が減るということは質問時間が減ることだと痛感しています。

多くの方にアドバイスをいただいて質問がパワーアップ。

チーム力をいかしつつ、自分の力も磨かなくてはと思った質問でもありました。

今日委員会でも答弁に立っていた山際大臣が辞任することに。

あまりに遅すぎたし、総理の任命責任が鋭く問われます。

まずは徹底的な調査が必要です。

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