原告らの思いに問われる国会の決断
もう時間がないのに。。。
原告らの思いに問われる国会の決断
明日が国会閉会日ですが、「優生保護法下における強制不妊手術について考える議員連盟」の総会が開催されました。
尾辻秀久元厚労大臣が会長、事務局長が福島みずほ参議院議員、次長が立憲の岡本あき子衆議院議員、私も会派を代表して副会長をつとめる超党派の議連ですが、今回自民党のPTが合流するということで、田村憲久、加藤勝信、両元厚労大臣が会長代行に就任。役者は揃った!という感じですが、それで前進できるか、、!
今年2月22日に大阪、3月11日に東京高裁において、優生保護法の被害者に除斥期間(時効)を適用することは著しく正義・公平の理念に反するとして、原告の請求を一部認める判決(最大1500万円)が出ました。国は上告しましたが、長い裁判の中でまた1人、兵庫の原告が亡くなったと述べ、償うに足る賠償の実施や責任の明確化と謝罪、真相究明、恒久対策を原告団、弁護団らは求めています。本日も、新里弁護士から、一時金支給法をまとめた議連がこの判決うけとめて動いて欲しいとの強い要請がありました。
尾辻会長は、「いたずらに時間経過している気がする。何かみんなで決断しないと」と、言葉を選びつつも、気持ちを込めた発言をされました。
私からは3年間の期限付きで衆院調査室がとりくんでいる調査について、
「被害者、当事者らは検証を望んでいる中で、調査の条文が入った。報告書はどのような形で発表するのか?」と、調査室と議連会長に質問。
調査室からは、衆院厚労委員長の命に基づく調査なので委員長に相談することになるが、表に出さない条件で調査した情報については個人情報であり難しいが、できるだけ公表していきたい。
尾辻会長からは、
「立法府の責任は極めて重い。発表するときは、お詫び申し上げるつもりだ」と。しかし、「最高裁との兼ね合いもある。」とも答えました。
新里弁護士からは、「最高裁を待たないで、何らかの決断を!」との要望もあり、応えられるように頑張りたいです。