福島県農民連の政府・東京電力交渉に、高橋千鶴子衆院議員、紙智子参院議員と同席しました。海洋放出をめぐって、地下水の専門家である福島大学の柴崎教授とオンラインでつなぎ、そもそも汚染水を増やさないための対策に本気で取り組むべきと求めました。柴崎先生は、原子炉建屋を囲む広域遮水壁や集水井など、今ある技術でできる対策を提案しています。凍土壁の一部で温度上昇が続いていますが、凍土壁の効果は限定的で、原子力規制庁からも恒久的な対策を求められているにも関わらず、まるで長期的に使い続けるような回答が東京電力からあり、あまりにも不誠実な対応に怒りの声があがりました。東京電力と政府の対策に前進がみられないのは海洋放出ありきだからなのか。専門家の提案を取り入れて、真剣に検討するべきです。農業賠償では、JAなどの団体賠償と個別賠償で、使っていた変動係数が違っていた問題で前回に引き続き交渉。本来なら200万円の損害賠償になるはずの方が、3000円の賠償しかもらっていなかったということ、新しい賠償方式になって、現地の東電担当者もなぜこういう結果になったのか説明できない実態だということなども明らかに。海洋放出で風評被害対策をするといいますが、こんな状態ではとても信用できません。交渉の前に官邸前行動も。みなさんと声を上げました。