国葬に思う

017年の7月、青森県出身の自民党衆議院議員、木村太郎さんが52歳の若さで亡くなりました。直前の本会議で登壇した際、あまりに痩せていたのでドキっとしたのが、すい臓がんだったことを後で知りました。

 木村太郎さんの父上は木村守男元青森県知事。あとを継いだのは弟さんの次郎衆議院議員。出身地の藤崎町体育館で執り行われた告別式に私も参加しました。土砂降りの雨で、駐車場が何箇所も遠くの空き地に設けられていたため近くのコンビニに傘を買いに行くとどこも全部売り切れ。大変な参列者の数でした。

 なんとか県選出の国会議員らと一緒に席を確保してもらうと、弔辞を読みあげたのは安倍元総理でした。木村太郎さんは安倍元総理の首相補佐官を二次、三次内閣と続けて勤めたので、安倍元総理にとっても大事な存在だったのだと思います。

 お焼香をすませ、指示された通り退出するとき、参列者の皆さんから、「高橋千鶴子さんだ。来てくれたの?」と笑顔を向けられました。

 党は違えど同郷の議員として当然ですし、何よりあまりの若さ、突然の死に衝撃を受けました。出口で久々にお会いした木村守男元知事は、「順番が違うよ」と涙をこらえていました。

 今日、地元紙から改めて国葬になぜ反対ですか?と聞かれて、ふと5年前のことを思い出したのです。そもそも、発端である統一協会との関係を調査しない、と言っているだけでアウトでは?といいました。根拠法がなくても閣議決定だけで決めるだけの理由があるのか?疑惑の解明ができない限り理由にはなりません。

 国葬するお金があるなら、暮らしに回して!本当に大変!との声も届いているし。今からでも遅くありません。国葬ではなく、自民党葬に代えればよい。そうすれば党派を超えて、色々な方が「苦渋の決断?」などと言い訳しなくても自由に参加するでしょうし、税金を使う必要もなくなります。

 内心の自由は守られるべきだし、それに従って各自が動けばよいのではないでしょうか。

*私が19日に入ったりんご園地が、まさに藤崎町です。もちろん、高いところでは、良いりんごがとれています!

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